ジャンプ2018年12号のハイキュー!!にまつわる限界感想
最後の数ページでほぼ泣きました(まだ涙落ちてないからバレーのルール的には泣いてない(何言ってんだこいつ?))。
もうあかん。
あかんわ。
呻きながらこれまでの展開を思い出しては涙が滲み、最後のモノローグが月島蛍さんだったことでも呻き、その月島蛍さんの内心での言葉にわたしは本当にもう、
いや限界ですねこれは。
限界。
無理。
無理って何なの意味わかんない。わかんなくない? 奇遇だねわたしもわかんない。
キモい、今のわたし最強にキモい、最低にとか最高にではない、最強である、もう内面が最強である、こんだけわたしの脳をぶち抜く漫画に出会ってるから最強である、イヤマジでほんとに出会えてよかった。
頑張って本筋に触れるネタバレをしないようにしてたんですけど、この先ちょっとだけ本編内容に触れるので、ハイキューアニメしか見ていない、つまり原作二十二巻以降を讀んでいないわたしのリアルフレンズや、まだ今週号讀んでいないネットの向こうのフレンズたちは讀まないようにして下さい。
ほんとに読む予定がある人はわたしの散文など讀まない方がいいです。
マジで。
勿体無いから。
じゃあネタバレしますね。
どうでもいい人だけ読んで下さいね。
あのねえ、最後の2ページ、月島蛍さんのモノローグなんです。
/*===ここから考察入ります===*/
わたし、ハイキューという漫画に置いて月島蛍さんを推しているんですけれども、彼の人生って幾つかターニング・ポイントがあるんですよ。日本語にすると転換点ですね。
まず、おそらくなんですけど、きっと最初は自分の兄(月島明光氏)が中学校のバレー部でエースだって知った時だと思うんですね。
最初は月島蛍さんの転換点としてですね、原作の、あ待って原作持ってくる
はい持ってきました。原作十巻(これは表紙が月島さんなので大変にしんどいですが割愛)の『幻覚ヒーロー』における、「明光氏が強豪烏野高校でベンチ入りすらしていなかった」ことが最初かと思っていたんですけど、彼の常にスマートで居たい、格好良く居たい(ダサいのがヤダ)という姿勢を初めに定めたのはやはり兄の成功体験があってこそだと考察したんです。なので『幻覚ヒーロー』は二番目かと。
というわけで、わたしの中では月島さんの最初の人生の転換点は兄の活躍を知った時だと思うんですね。
いやしかしこれは転換点というか人格形成に影響を及ぼす出来事と見るべきでしょうか。だとしたら『幻覚ヒーロー』は一番目としてもいいな。やはり最初はそうなのかなあ……
今これまでの考察をしていたわたしが割腹自殺して新たなわたしがそれを介錯し考察が塗り換わったので、第一の転換点『幻覚ヒーロー』として行きますね。
そして中学でバレーボールを続ける選択をし、そして彼は宮城県立烏野高校排球部へ入学します。
そこで、彼にとってはダイキライな、「スマート」じゃなくて、「格好良く」もなくて、部活なんかに夢中になる「ダサい」やつらに出会います。
彼らは月島蛍さんとは正反対の人種で、なるべくならお近づきになりたくない。
だって、「冷静になって」考えれば、そうじゃないですか?
嫌いな人とは近寄らない、摩擦熱は「熱い」から。
熱くなっても良いことないです。
後悔するだけだから。
だから月島蛍さんは適当にやり過ごそうとします。最初の3vs3の「手を抜いてあげようか?」という発言からもわかるように。
しかし、この発言をした時の彼は内心に苛立ちを抱えています。
アンビバレンツです。二律背反です。近づかなければいいだけなのにわざわざ声をかけに行くのです(きっと表層意識では煽りたかっただけなんでしょうが)、熱くてスマートじゃなくて喧嘩なんてしちゃって内面曝け出しちゃってる連中に。
この時、彼の内心には恐らく、
・「スマートに遣り過すなら手を抜いて適当にやるべき」という「~べき」思考軸
・「部活なんか練習なんかバレーなんかヒーローになるためになんか真面目にやっても絶対に絶対に絶対に越えられない壁がある、存在する、それを思い知らせてやりたい」願望軸
が存在していたのではないかと思います。
後述の方は、願望です。
この二律背反を抱えた彼の内心は、3vs3のとき、後者の方を表出させました。
ここで彼は一度自分の願望に素直に従ってるんですよね。若いですよね。はあ。
そして、後者の願望を表出させた「のに」、それなのに、日向翔陽に負けるのです。
それが第二の転換点です。
ここで彼自身が挫折しました。
この先長いので卷きでいきますが、月島蛍さん、その後第三の転換点として『プライド以外に何が要るんだ』事件、第四の転換点の『白鳥沢戦』があります。
そして意識変化としては第四の転換点の後の白鳥沢学園でのバレー合宿があると思うんです。
ここまで長かったですねホント、やっと今週号の話ですけど、いやもう涙引っ込んだわ。
こんな、こんな経歴の月島蛍さんが、最後のモノローグで語ります。
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『多分』『みんなが驚いていたけれど』
『僕らは驚かない』
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『はやさはとても』『とても強い武器で』
『魅力的で』『格好良くて』
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『それでも無敵なんかじゃないと』『他人より少しだけ知っているから』
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ごめんまた泣いてたわ。
あの月島が
強くて、魅力的で、格好良くて
って言ってるんです。
このモノローグのためのさっきの切腹ありクソ長文考察だったんです。
この『僕ら』というのが月島蛍さんと誰を指しているのかについてはまだ考察が足りていないんですけど、いまのところ、いまのところですよ、わたしは月島蛍さんと主人公二人を指しているのかなって考えてます。
そうですね。
影山飛雄と日向翔陽は知ってます。
早いだけの速攻で青葉城西戦で負けてきました。
早いのはつよいけど、それだけじゃだめだって夏合宿で学びました。
飛び道具だけじゃ一人で戦えないって日向は合宿のボール拾いで学んできました。
これまでの軌跡を、全部、ぜんぶぜんぶぜんぶまとめた集大成のような一話でした。
いやホント二冊買う価値ありました。
はー。
つれえわ。
じゃっ、ハイキュー以外の漫画も読んできます。