ノスタルジィのお葬式

遺書を殘す積もりでいろいろ考えてみる

星のお姫様

夢見がちに生きているが、どうやらそれは罪らしい。

 

冬の色が濃くなってまいりましたね。わたしの住む町では雪が積もっています。

わたしはどうしようもない家に住まわせて貰っているのですが、夢を見ています。

その話をしたら叔母に泣かれてしまいまして、ごめんねと思いました。

真面目で正しい叔母は夢見がちで間違ってるわたしのせいで割りを食う。

ごめんね。

けれど、わたしの癲癇も双極性障害も治ることなんてないし、良くなるまで待ってたら人生が終わってしまいそう。

ごめんなさいね。

 

本当は違うことを書こうと思っていたら、記事のページが雪みたいに白くて、つい思っていることをこぼしてしまいました。

自由至上趣味

いやー、二週間もブログをさぼってしまいました。
何をしていたのかと云えば、実は公務員試験の過去問の「政治学」テキストを解き散らして居りました。
これが面白いのなんのと……
受験資格すら無いのですが、教養のために行う勉学の贅沢なこと……
と、最近は軽躁気味なのでそんな感じで盛り上がっております。

政治学を勉強していると、自然と世界史や哲学、経済学が頭に入ってきますね。
政治哲学の中では自由至上主義を愛している私ですので、福祉社会を勉強中にちらっとでも「国家が介入してくるべきではない」といったような発言が見えると超次元的な反応を見せてしまいます。
そう貴方ですよ、フリードリヒ・ハイエク先輩。

今日は少し体調が良くないので、すでに解いている過去問を解いて、あとはHoi4で遊びながらちょっとお勉強します。
貯金して通信制大学政治学経済学単体だけでも取ってみようかな、と真剣に思い始めました。
また新書関係の感想文は書きに来ますね。
もしかすると孫崎氏ではなくて、別の方の本になるかもしれませんが。

それではまた。

生きていることは辛かった / 第五回新書備忘録

書くことがなくなってきたので小説を書散らしました。

最果の魔女

 待ち合わせ場所に指定されたのは、王都の駅の中にある珈琲が美味しいと評判の喫茶店だった。こんな御洒落な店に入るのは初めてだったので、その入り口を前にしてオフェーリアは旅行かばんを抱きしめたまま軽く五分は立ち尽くしてしまった。
 しかし、入らなければならないのだ。
 十八歳になったオフェーリアはもう孤児院の片隅にすら居ることが許されず、今日会いに来てくれた人が身元を引き受けてくれなければ路頭に迷ってしまう。
 ああ、怖い人だったら如何しよう。
「あのー、当店のお客様でしょうか?」
「ひっ!? あっ、ハイ」
 店の入口から、白いエプロンをしたウェイトレスに話しかけられる。たしかに不審だ、どうしよう、軍人に捕まってしまう。
「ごめんなさい、待ち合わせで、あの」
 掠れた声で口走る。
「ああ、お連れ様は二名様ですか? お先に入ってらっしゃいますよ。ご案内しますので、どうぞ」
 二名?
 待ち合わせていたのは、一人だったと思ったが……。
 しかし、有無を言わさぬと云った雰囲気のウェイトレスに促されて、オフェーリアは長い黒髪を揺らして喫茶店へと足を踏み入れた。


日本人のための戦略的入門

孫崎享
第一章 戦略とは
└第六節 ←イマココ!

新たな概念はないが、組み合わせは無限にある

  • 国が自衛する方法に全く新しい方法は無い
  • なので、国際関係や国家安全保障を学ぶ学生は未だにマキァヴェリの君主論やトゥキュディデスの戦史を読むことを求められる
  • 国の戦略は不動のものではなく、国際関係の変動に応じて変化が求められる
  • 日本で過去成功した戦略は日英同盟、しかしこれも破棄されている →日本の意志だけでは同盟は続かない
  • 近隣諸国の動きに加えて、超大国の衰退や台頭も安全保障関係に大きく関わる
  • 孫子マジ大事 /== 大事すぎてこれしか言えない ==/
  • 日本では歴史を受験のためのイメージがあるが、欧米では歴史から今日への教訓を導こうとする。
  • トゥキュディデス「強い人がこうしてって言ったら弱い人はそうしますって言うしか無い(意訳)」

と、六節はこんな感じでしょうか。だんだん意訳ができるようになってきたぞ。
マキアヴェリ君主論に関しては、以前確か星海社の生放送でおすすめされていた気がします。やっぱり孫子マキアヴェリはどこでも名前を聞くので押さえておいた方がいいんでしょうねえ。
でも現代人に近い方がやはり読みやすいなあ。
あと、今日また新しい本を買ってきてしまったので明日以降別の本で勉強する恐れもありますね。どうするのでしょうねこんなに本を増やして……
楽しみですね。

此の口から好きと出ると思っているのなら君は / 第四回新書備忘録

またマインクラフトに時間を盗られていました……。
恐ろしいものです、建築というのは。
ひたすらに塔を高くしているのですが、塔の中身が思いつきません。本棚だらけの階が多く、客室が無いのはきっと作者の趣味なのでしょうが。
さて、前置きは少なく、本題に入りましょう。第四節も内容が短いので、さっと終わって、明日に備えようと思います。
しかし、ひとつ勉強をしようと思うと連鎖的にいろいろと気になってくるものですね。23歳からでも間に合うかしら。
YouTubeニコニコ動画などで知ってるキャラクターのゆっくりあたりが都合よく解説していないかなあ。


日本人のための戦略的思考入門

孫崎享
第一章 戦略とは何か
└第五節 ←イマココ!
/== 註:前回の記事で第四節は誤りで実は第三節でした、と訂正をしましたが、更に誤っており、実際は今回が第五回で合っておりましたことをご報告致します。ごめんね! ==/

クラウゼヴィッツモルトケの戦略論の欠陥

  • 今日でも軍関係者はクラウゼヴィッツモルトケの戦略論を学ぶが、この論は「国全体の利害」を考えず、「戦争の戦い方」のみを見て行動をして国に莫大な被害を与えてしまうという欠陥が存在する。
  • 核の時代において、この戦略論では核の管理ができない。相手国の抹殺を目指すことは、逆に報復を受け自らの生存の可能性を低める行為である。
  • このことから、軍事戦略は百八十度の転換を迎えた。敵國ソ連に対しても共生を選び、米国軍部の戦略部門はソ連に対してはクラウゼヴィッツ論を棄てた。中国に対しても同じだ。
  • ところが、米国はイラクアフガニスタンになるとこれを棄てきれない。クラウゼヴィッツを棄て核戦略を考える米国軍部、同時にクラウゼヴィッツを信奉し、陸で戦闘する米国軍部、この二つの思想が同じ国の郡内に存在している。
  • 軍事大国化の道を進む中国軍部にも同じ動きが存在している。

五節はここまでであります。しかし、これらは西暦何年の出来事なんでしょうか。
ソ連」という言葉がありますから、ソヴィエト連邦解体前なんでしょうね? 明日はアルバイトがあるので、また番外編でソ連のごくごく最近の歴史でもおさらいしてみましょうか。
それでは、おやすみなさい。なめくじらろうかでした。(最近なめくじを名乗っております)

低気圧を殺せ / 番外編第一回・個人的現代社会

いやー、昨日はブログを書こうと思ってPCの前に座ったかと思えば気づけばマインクラフトで塔を建てていまして、お勉強ができませんでした。
これからアルバイトがあるので、ほんのすこしだけ現代社会について学び直してから準備して家を出ようと思います。
最近雨が多いから、降っていなければ良いのですけれども……。


現代日本に存在する政黨

あと、政党助成法上の政党要件を満たしていないのが二つ……、このあたりが、Wikipediaでざっと調べたところ、現在活動している(議席をもっている)政党のようです。
聞いたことのある党の代表者が聞いたことがない人に変わってるのが結構あるなあ……と思いました。 流し見してみたら、UFO党というのもあるのですね……現在も活動しているのかな。
今晩バイトから帰ってきたら、新書の続きか番外編の続きか、どちらかを更新しますね。
それではポケモンGOをしながらアルバイトに行って参ります。

子供じゃ無いのに大人でも無い / 第三回新書備忘録

いやはや、昨日のブログを書くときにも少し悩んだんですけれども、この勉強系ブログのタイトルをどうしようかなあと思案しています。このままでいいかしら。
今日もブログを書くのを忘れて布団に入ってから「はっ」と気がついて、どうしようか、今日の勉強は止めにして眠ってしまおうか、うん、と小一時間は悩んでからむくっと起き上がりこうしてパソコンを立ち上げている次第であります。
幸、第四節第三節は短かったので寝るまでの間に出來そうですね。

そう云えば、新しい手帳を購入しました。限界オタクなので今年もハイキューのグッズをアニメイトで手に入れたのですが、一見してオタクグッズだとわからないところが素晴らしいです!
これまでこういう満足感はCLAMP作品のグッズでしか味わったことがなかったのに……
まあ、クリアファイルやノートパソコンの外装などで無残にもバレていくのですけれど……
市役所とか、公的機関でオタクグッズを広げてもTPO的に大丈夫ですかね……それ以外のクリアファイル持っていなくてちょっと明日の市役所が不安なのですが……。
まあなんとか誤魔化して行きましょう。


日本人のための戦略的思考入門

孫崎享
第一章
第四節第三節 ←イマココ!

孫子の再発見

  • 三節 二節で述べたボーフル将軍の論は孫子に通ずる。

    百戦百勝は善の善なるものに非ざるなり。戦わずして人の兵を屈するは、善の善なる者なり」「用兵の法は、国を全うするを上と爲し、国を破るはこれに次ぐ」

  • 孫子の再発見が第二次世界大戦後の戦略論の特質である。
  • 人間の営みはゼロサム・ゲームだけではなく、行動には常にコストがつきまとう。
  • 「コストに見合う成果が出るか」これが戦略的思考の要である。
    /== もうこの辺全文引用したいくらい全部重要に思える ==/
  • 軍事行動で費用対効果の概念が希薄になったとき、結果として軍事行動の失敗が來る。
    └米国のベトナム戦争イラク戦争アフガニスタン戦争など
  • 安全保障の面では、核兵器が戦略論の大変化を招いた。従来の戦略論は戦争で「いかにして相手を完全に破るか」を考える學問だった。
  • その流れの中に、代表的戦略家クラウゼヴィッツが居る。
  • クラウゼヴィッツの主張「戦争とは相手に我が意志を強要するために行う力の行使である」「この目的を確保するために我々は敵を無力にしなければならない」
  • この流れをくむプロイセン王国モルトケは戦力の根源や国家の威信すらも奪取しなければならないと指摘している。
  • クラウゼヴィッツモルトケは「相手国の完全破壊をすること」に終始している。しかし、「その過程で自国がどの程度の被害を被るのか」、「被害と目的のバランスが取れているか」についての視点が欠けている。
  • 第一次世界大戦時、ドイツ軍ではクラウゼヴィッツモルトケの戦略論が支配的であった。そしてドイツ軍は177万人の戦死者を出した。
  • 日本もそれを信奉した。結果、第二次世界大戦時、日本は兵士230万人、民間人80万人の死者を出した。ドイツは兵士285万人、民間人230万人である。

この節、文としては短いんですが全部重要に思えました。
というか第一次世界大戦プロイセン王国ってまだ存在したんやな……とか自分の無学を思い知りました。もう滅んでたと勝手に思ってた。
しかし、こうして戦争のメリット・デメリットを考えているとどうしても倫理が引っかかってきますね。
拉致された家族を諦めることで例えば国交が正常化して、国民の大多数の国益が増えるとするならば、民主主義国家の日本はどうするべきなんでしょうか。
自由民主主義は少数派の意見を聞いてこそですよね。大多数の国益を増やすという考え方は功利主義に寄っている……のでは?
やっぱり政治思想史や倫理についても勉強したいですなあ。平行してお勉強をしてみよう……。英語もやりたいんですけど、手段ですよね。
やりたいことが増える秋です。 それではまた明日。

10/12追記:第三節なのに第四節になってましたね。斜線して修正しておきました。ZAP!

衒學少女の憂鬱 / 第二回新書勉強会

f:id:rwk:20181009194938p:plain 昨日の自分の記事を讀みなおしてみたのですが、大変衒學趣味に依っていますねえ。
まあ……良いか。
今日見た夢の話をしましょう。

私は猫カフェーに一人這入りました。いくつかあるテーブル席のひとつに腰掛け、メニューを手に取り眺めます。
そこには様々な猫のメニューが載っているのです。
そして、如何にも慣れているふうに註文するのです。
「この、太っていて、一度膝に乘ったら動かないような、不細工で怠惰な猫をお願いします。」
そうして註文通り運ばれてきた猫を私は膝に乗せて、持ってきた文庫本を開いて読み始めました。

こういうカフェが本当にあったら良いんですけどねえ。 それではお勉強に入ります。


日本人のための戦略的思考入門

孫崎享著 第一章 ←イマココ!

第二節 日本にとっての「大きな問題」とは

  • 日本も、問題の「大」「小」よりも、ひとつひとつの問題で相手より優位に立つことに注力しすぎている
  • 「交戦を避ける」ことを軸に戰略を考えるべきである
  • 北朝鮮との関係で今日交戰関係に無いのは、交戰しないという默示の合意があるから
  • 交戰を避けることを軸としたときに、拉致問題はどのくらいの重要性を持つだろうか?
  • 冷戰から今日に至るまで世界で最も重要な軍事戦略は、核戦略である
  • ゲーム論理に出会ったことで、「相手の動きに応じて自分に最適な道を選択する」考えが最適であると確信した
  • 重要なのは相手ではなく自分に悟らせること - フランスの戦略家ボーフル
  • 闘争を続けることの無益さを相手国だけではなく、自国・味方に悟らせることこそ極めて重要だ
  • 戦争から逃げるのではなく、戦争をしないことが得であるから戦争をしない

ここから所感
交戰を避けることを軸としたときに拉致問題はどのくらいの重要性を持つだろうか? という疑問に関して、この節では回答が書かれていなかった。しかし文意を鑑みるに、戦争を回避するために拉致問題に目をつむることが必須ならばそうすべきだ、と考えているのではないだろうかと考えた。
この件に関しては簡単に答えが出そうにないが、本書が書かれたのは2012年であり、2018年現在明確な核保有国となった北朝鮮と日本は関係性が変化しているように思う。さらにトランプ政権は北朝鮮と何度も対話をしており、戦争をしないことを軸として(国益を損なわずに?)解決の方向へ向かうことは可能ではないか。
つまり、この本の主旨に反しない形で解決に向けた戦略を立てられるのではないかと思う。
解決するかはともかくとして。
今回はこんな感じで終わろうと思います。マインクラフトをしよう。次はまた明日。
……と、書いてないと続きの勉強をしない気がして!