ノスタルジィのお葬式

遺書を殘す積もりでいろいろ考えてみる

衒學少女の憂鬱 / 第二回新書勉強会

f:id:rwk:20181009194938p:plain 昨日の自分の記事を讀みなおしてみたのですが、大変衒學趣味に依っていますねえ。
まあ……良いか。
今日見た夢の話をしましょう。

私は猫カフェーに一人這入りました。いくつかあるテーブル席のひとつに腰掛け、メニューを手に取り眺めます。
そこには様々な猫のメニューが載っているのです。
そして、如何にも慣れているふうに註文するのです。
「この、太っていて、一度膝に乘ったら動かないような、不細工で怠惰な猫をお願いします。」
そうして註文通り運ばれてきた猫を私は膝に乗せて、持ってきた文庫本を開いて読み始めました。

こういうカフェが本当にあったら良いんですけどねえ。 それではお勉強に入ります。


日本人のための戦略的思考入門

孫崎享著 第一章 ←イマココ!

第二節 日本にとっての「大きな問題」とは

  • 日本も、問題の「大」「小」よりも、ひとつひとつの問題で相手より優位に立つことに注力しすぎている
  • 「交戦を避ける」ことを軸に戰略を考えるべきである
  • 北朝鮮との関係で今日交戰関係に無いのは、交戰しないという默示の合意があるから
  • 交戰を避けることを軸としたときに、拉致問題はどのくらいの重要性を持つだろうか?
  • 冷戰から今日に至るまで世界で最も重要な軍事戦略は、核戦略である
  • ゲーム論理に出会ったことで、「相手の動きに応じて自分に最適な道を選択する」考えが最適であると確信した
  • 重要なのは相手ではなく自分に悟らせること - フランスの戦略家ボーフル
  • 闘争を続けることの無益さを相手国だけではなく、自国・味方に悟らせることこそ極めて重要だ
  • 戦争から逃げるのではなく、戦争をしないことが得であるから戦争をしない

ここから所感
交戰を避けることを軸としたときに拉致問題はどのくらいの重要性を持つだろうか? という疑問に関して、この節では回答が書かれていなかった。しかし文意を鑑みるに、戦争を回避するために拉致問題に目をつむることが必須ならばそうすべきだ、と考えているのではないだろうかと考えた。
この件に関しては簡単に答えが出そうにないが、本書が書かれたのは2012年であり、2018年現在明確な核保有国となった北朝鮮と日本は関係性が変化しているように思う。さらにトランプ政権は北朝鮮と何度も対話をしており、戦争をしないことを軸として(国益を損なわずに?)解決の方向へ向かうことは可能ではないか。
つまり、この本の主旨に反しない形で解決に向けた戦略を立てられるのではないかと思う。
解決するかはともかくとして。
今回はこんな感じで終わろうと思います。マインクラフトをしよう。次はまた明日。
……と、書いてないと続きの勉強をしない気がして!